人は彼女を活動家と呼ぶ / They call her an "Activist"

活動家:誰かが片手に握ったマイクをペンライトに持ちかえただけの、 只の人の意。EXOにハマりGOT7を愛で、防弾少年団を口ずさむ。

[INTERVIEW]GQ KOREA6月号 神話チョンジン

前回のエリック編に続き、今回はチョンジン編でございます。

最初にチョンジンについて少しだけ紹介すると、

神話の5男坊で本名パクチュンジェ。チョンジンとは「前進」の意で芸名となります。

お顔も男らしくで身長が高く、がっしりとした体つき。恐らく韓国ヨジャ好みの風貌かと思われます。

ガッセのゆぎょむが순수 결정체(純粋さの結晶体)と言われている一方ウリチョンジンはファンから미남의 결정체(イケメンの結晶体)と称されているのも納得。

一方で아기새(アギセ:小鳥)、기새 오빠(キセオッパ)と呼ばれ親しまれています。*1

アギセ?どこかで聞いた事のある響き…

そう、ガッセのファンクラブ名I GOT 7の略称はアガセ!

転じてアギセと呼ばれていることもありますね。

こんなところで神話とガッセが繋がるとは…誰得って私得です。

 

チョンジンは人気バラエティ番組「無限に挑戦」のレギュラーをつとめていた事もあり、世間一般には「面白い」というイメージを持たれているように感じます。

もちろん面白いのは事実なんですけど、傷つきやすい一面を持っていたり大変な苦労を経たりもしました。

ここでは割愛しますが、このインタビューではそんなチョンジンの別の一面を垣間みれるのではと思います。

では、はじまりはじまり〜

 

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15年の時が流れたので、もしかしてチョンジンの青春も去ってしまったんでしょうか?

男は30歳ぐらいが一番魅力があるっていうじゃないですか。今見せれるものを見せれると思います。だから良いですね。分かった上でやってるって思うんですよ。二十歳、青い年、いいえ、戻りたくありません。恐らくメンバーもそうでしょう。

 

30歳ぐらいの男であるチョンジンの魅力を今回のアルバムの中に探すとすれば?

あえて、本当にあえて1つだけ選ぶとしたら`Scarface`という曲です。ラップに英語が多いんですけど、英語の発音がうまいだけじゃなく、かっこ良く聞こえないといけないじゃないですか。エリックヒョンからほぼ英語の授業を受けながらレコーディングしました。もっと透き通るように声を出そうとしたし、これまでラップをやってきた中で一番辛かったんじゃないかな。もちろん結果は気に入っています。

 

ステージでお見せしたいでしょうね。

それが残念なんですよ。1曲1曲全部良いんですよね。タイトル曲の`This Love`の振付けは抑制が効いていて円熟したセクシーな美しさがあります。周りの男たちが(This Loveを)気に入ってるらしいんです。緊張というよりはとても期待していて早くお見せしたいし、こういう感じはかなり久しぶりです。

 

ソロで`Wa`を歌う時と比べるとすれば?

`Wa`は大衆的な歌と振付けをやろうとしてたものでした。歌もダンスも真似できるように。それに比べると神話は皆が簡単に真似できるようなダンスをやったことがないじゃないですか。今回の振付けはたくさん真似されるだろうと思います。大ヒットな振付けです。

 

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チョンジンは純真ですか?ただ何となくこんな質問が出てきますね。

純真ではないけれど純粋なところはあると思います。どうしても小さい時母親からの愛情を受けられず祖母のもとで育ったし、何かいつも相手に愛をもっともっとと望んでる気がします。愛情が足りてないようだし。そういうことで純粋さが備わったじゃないかな。皆はチョンジンといえば運動が出来て、タフで、男らしくて、そういう風に見るじゃないですか。でも僕は一度涙が溢れると血管が張り裂けるぐらいに恨みがましく泣くんですけど、家でドキュメンタリーを観てボロボロ泣きます。泣いてから、なんで僕こんなに泣いたんだろう?僕がダメになってはいなかったんだな、そんな風に思うんです。

 

泣くと気分は良いですか?

そういうのはありません。僕が自分を憂鬱な方へ向かうようにはしておきません。癖になったみたいです。寝て起きて哀しいバラード曲を聴くと一日中憂鬱な人です、僕は。

 

今朝は何を聴きましたか?

今日は`This Love`を聴きました。以前はわざとNew Kids on the Blockの`Step by Step`を聴きました。明るくスタートしようとマインドコントロールをするんですよね。

 

そんな曲をわざと聴くということじゃないですか。

ええ、僕のこういう側面をファンはよくわかっています。過剰な表情ひとつ、口ぶりひとつ、震えひとつまで、あまりにもよくわかっているから、あぁもっと正直でいないとな、そういう風になってしまったんですよね。

 

隠そうとするのではなく。

えぇ、より外に出さないと、と感じました。

 

自分で一番好きなところはどこですか?

こういうことを考えるのはほんとに久しぶりです。うむ、気配りができると思います。自分がストレスを受けてでも常に気を配ろうとします。

 

ストレスを受けてまでもですか?

それは気分の悪いストレスではなくて、もう一度考えながら相手が感じるようにしようとしていると、そういう部分がありますね。そうすると僕は誰から配慮してもらうんだろう?それを彼女に求めていたような気がします。配慮してもらえないと自分で自分を責めて拗ねて、そういう連続ですが、生きること自体がそんなようです。表で他人に気を配って、本当に愛する人には僕に気を配ってくれることを望むから。そうしながら何かが成長して成熟していくんでしょうけど、しんどいと思います。生きるのが。

 

自分の一番好きなところが、僕が何故こうなんだろうと思うところにもなるんですね。

えぇ、でも皆二面的な部分があるんじゃないですか?僕は他の人を思いやるけど、誰かに対して良く見せようって頑張りはしないです。特に女性の前で、僕に関心の目が向くようにしようと話たりだとかそういうことはありません。むしろケンカして情が移る人もいましたし、自由奔放なように見えますけどすごく保守的で、そういう意外性といえば意外性がありますね。彼女がミニスカートを履かないようにしましたし、でも今はまあ…

 

今は履いても大丈夫ですって?

いいえ、正直それは変わらないと思います。

 

では何がチョンジンを慰めてくれますか?

ただ僕が僕自身を慰めているんだと思います。その次は友達と家族でしょうね。僕が僕を慰めると余計苦々しい気持ちになる気がします。

 

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ソロ活動はどうですか?神話のカムバックを目前に、このタイミングでそういうことを考えることもあるじゃないですか。

やりたいですよ。演技をいつも考えてます。良い作品や役割が僕に来るかもしれないし来ないかもしれないけど、待っているだけじゃダメみたいなんですよ。だから少し前からは直接会ってまわりました。歌は本当に穏やかなバラードを歌いたいです。僕がバラードを歌って1位もとったじゃないですか。肺炎で入院した時だったので現場でトロフィーは受け取れなかったですけど、(演技と歌)その2つをあえて比べるとしたら一生懸命演技をしたい気持ちの方が大きいです。

 

誰が何と言おうとやりたいことをしないと。

えぇ、出来るはずだと思うから(やりたいです)。父親のおかげなのか、顔も若い時より年を取った顔のほうが良いという方も多いですし、ヒゲもすごく早く生えるんですけど演技をするならそういう自然な姿もお見せしたいです。

 

本名を使うのはどうですか?

正直僕は自分の本名を恥ずかしがっていました。少し前に知り合いのヒョン達と話していると朴チュンジェも良いって言うから、そうなのか?とも思いましたけど。

 

最近になってようやく?

えぇ、最近になってようやくそう思いました。朴チュンジェといえば殺虫剤(サルチュンジェ)、駆虫剤(クチュンジェ)、そんな名前だな、でもチョンジンとして15年生きてきたけれど自分の名前、祖父がつけてくれた自分の名前が僕に本当にしっくり合うこともあるんだな、そう思います。演技は結局その人自身を見せるものじゃないですか。僕は人としてチュンジェであってチョンジンではないんじゃないか、最近はそう思います。

 

朴チュンジェは今チョンジンが気に入っていますか?

振り返ってみると色んな事を経て何か堪えていた時間みたいでもありました。本当に仲の良かった友達に裏切られて誰も信じられなかったし、パニック障害もやってきたし、家庭の事情で借金をずっと返済して、軍隊に入ってからはそういうストレスが余計大きくなりました。軍隊にいる間、さらに増える気がして。でも最近は結構引き剥がしました。ガッツも生まれましたし。

 

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焼酎15本という酒量はすこし変わりましたか?

回数は少し減りましたけど酒量はずっと似たり寄ったりです。眠るのが辛くて薬よりは酒のほうがまだマシだから酒を飲むんですね。一生懸命働いて家の前の居酒屋で友達たちとあれこれ話して頑張れと言われて家に帰ると、それでも少しは眠るんですけど未だに眠るのが本当にしんどいです。こういう話をすると周りは皆結婚しろって。

 

結婚したら少し良くなるでしょうか?

えぇ。自分でも必要だと思います。僕だけでなくメンバーにも。

 

15年は長かったですか?今日の気分ではどうですか?

時間がとても早く過ぎていきます。早く1位を取りたかった新人の頃は時間はゆっくり過ぎていました。その後はとても早く過ぎていったようで、今はすこし恐れ?恐れがあります。6年後には40歳ですけど6年はどれだけ早く過ぎてくんだろう。僕が`一生懸命`という言葉をよく使うのは、その言葉が僕を動かすような気がしてなんです。

 

新たな枠や規則にとても厳しいんではないでしょうか、余裕はどこにあるんでしょう?

余裕というのは、僕にとっては神話の活動です。メンバーと一緒にいると、ただの19、20歳みたいなんです。コンサートしに行く時もほとんど楽しむ気分になります。気楽です。余裕というのはそういうふうにしても生まれるんですよ。結局自分が自分を一番よくわかってるじゃないですか。僕が詩人や道士のように悟りをひらいて分別がついたということではないですけど、変化してるのを感じます。楽天的で肯定的でより良い姿…タコも少しできましたし。

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その端正な顔立ちと誰もが羨む恵まれた体躯を以て、歌い踊るチョンジン。

そしてユーモアに溢れ、芸能の神様に愛されたチョンジン。

照れくさがりで、涙もろくて、メンバー想いのパクチュンジェ。

でも知っている。

いつも見せる明るい姿と笑顔の裏に、悩み傷つきどうにもならなかった時があったことを。

 

ある時はTV番組で見せるその言動により、

世間のイメージと本来の姿との距離に戸惑い、

またある時は裏切られ傷ついたチョンジン。

ボロボロになりながらも神話を続けてくれたことがとてもありがたい。

6人とも幸せでいてほしいけど、チョンジンにだけは必ず幸せでいてほしい。

薄氷を歩くように不安定で壊れやすく、優しく純真無垢なその心がいつの日も安らぎ続けることを、そして二度と暗闇が訪れないことを願っています。

 

<次回エンディ編>

*1:小鳥がいれば親鳥もあり。チョンジンの親鳥はヘソンさんです。これは何かの番組でヘソンがチョンジンの出番の際に「小鳥を送り出す親鳥の気持ち」と発言したことに由来しているよう。